施工イメージです。
柄のアップです。
【施工方法】
一般的な和紙の施工方法についてご紹介します。
下地処理
・モルタルや合板下地に施工の場合、アクが発生し壁紙を変色させることがあります。必ずシーラー処理を行ってください。
・下地のアクが出る可能性がある場合、白い和紙での下張りをお勧めします。
糊
・市販の壁紙用ボンド入り糊をお薦めします。
(詳しい取扱い方法等は接着剤メーカーの説明書をご覧ください。
貼付け
【壁紙に使用の場合】
・一枚一枚の色合い、柄などが異なるため、施工前に仮並べをして全体のバランスを見て下さい。
・糊付け後のオープンタイムは、糊が材料に充分なじむくらいとってください。
(施工場所、気候、温度、湿度などによって調節してください。)
・糊付け後は、折りジワがつかないように大きくたたみ、上積みは避けてください。
・貼付けの際はなで刷毛を使用し、金ベラや固いローラーなどは避けてください。
・天然繊維の入った商品は、施工時の毛羽立ち等に注意してください。
・ジョイント部分は重ね貼りをお勧めします。
【ガラス/アクリルに使用の場合】
・ガラス/アクリルの接着面に糊をローラーで塗布してから和紙を貼ってください。
(和紙の形状、加工状態、施工場所などによって異なります。)
・和紙をガラス/アクリルで挟み込む場合は、カビの発生を防ぐため糊が完全に乾いてから行ってください。
・貼付けの際はなで刷毛を使用し、金ベラや固いローラーなどは避けてください。
使用時の注意事項
・施工時の臭いが残っている場合がありますので、入居後1週間程は十分に換気をしてください。
・家具や畳と同様、紫外線により色あせします。光の差し込む窓にはカーテンをするなどして、直接日光が差し込まないようにしてください。
・暖房器具や電子レンジ、ダウンライトなど高温になる場所付近での使用は避けてください。熱により紙が変形・変色することがあります。
・紙のため基本的に表面の水拭きはできません。
その他
・糊付け、裁断後の商品につきましてのクレームはお受け致しかねますのでご了承ください。
・手加工のため、追加注文の際は、ロットが多少異なります。
【創作和紙の特徴】
一.伝統文化
素材そのものの良さを生かしたものづくりの国である日本には、世界に誇るべき日本独自の文化や伝統の技術があります。そこから生まれたモノのひとつが、和紙です。
和紙は日本でも古くから親しまれている身近な素材であり、用途に応じて、形や大きさ、素材や凹凸感などを、何度も自在に変えることのできるフレキシブルな素材です。
日本ならではの緻密な技、繊細な使い心地、時とともに変化し、時を経るごとに増す味わい深さは、四季の変化を愛でる、日本人の美意識と感性から生み出された日本の伝統文化です。
二.自然素材
楮や雁皮、麻などの植物を主原料にして作られる和紙は、繊細な柔らかさを持つと同時に強靭さも持ち合わせており、破れにくく湿度調整に優れるなど、自然素材ならではの特性があります。
また木材が原料の洋紙に比べ、和紙は原料である植物の再生が早く、人にも環境にも優しい素材なのです。
三.手加工
用途に応じて吟味した様々な和紙をベースに職人が1枚1枚手作業で、新旧の技術と感性を織り交ぜながらオリジナル創作和紙を生み出しています。
見た目にも感触的にも優しくどこか懐かしいその表情からは人の温もりが感じられ、理屈ではなく感覚的に「心地良い」と感じ、人の心に温かな印象を残します。